こんにちは。アサインナビの津田です。
「Assign Navi User Meetup」はアサインナビを実際に活用されているIT企業の経営層や営業担当、そして調達担当が一堂に集まるユーザーイベントです。
開催レポート前編では、これまでのAssign Naviで培った知見をもとにアサインナビカスタマーサクセス担当者が考える「限られたリソースで人材調達を最大化するポイント」を取り上げました。
Assign Navi User Meetup #4 開催レポート(前編)「限られたリソースで人材調達を最大化する」
本レポート(後編)では、アサインナビの有料会員向けに開催されたこの限定イベントの後半の内容を、お伝えします。
本イベントのより詳しい内容や、IT人材の調達に関するお悩みの相談は、弊社カスタマーサクセス部までお気軽にご連絡ください。
「Assign Navi User Meetup #4」とは?: 今回が4度目の開催となった「Assign Navi User Meetup」。今回は中堅~大手の調達業務に関わる担当者が集まり、限られたリソースで調達を成功させる様々な取り組みについて考える機会となりました。今回は企業登録数が3,500社を超えるアサインナビWEBプラットフォーム運営のノウハウを基にしたセミナーと、実際に社内リソースを活用し効率的に調達業務を進められているユーザー様とのパネルディスカッションを軸とした内容で開催されました。 冒頭で弊社カスタマーエクスペリエンス部の角田より「限られたリソースで人材調達を最大化する」と題した発表をおこないました。「アサインナビ」の登録レジュメデータと、ユーザー企業へのインタビュー結果をもとに、限られたリソースで調達を成功に導くポイントを共有しました。(写真左上) 本イベントは、ヴァイタル・インフォメーション株式会社 業務推進部 パートナー推進課 で調達業務をご担当されている三輪 基博様をゲストにお招きして、調達の成果を出すために意識するべきポイントをお伺いしました。三輪様、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。(写真右) また、当日の司会進行は今回から新しく弊社関澤が担当しました。イベント終了後は、参加者が互いに情報交換をするための懇親会が開かれました。(写真左下) |
2018年10月から開始し、今回で4回目となる「Assign Navi User Meetup」は、アサインナビのユーザー同士で、アサインナビを使った成功事例や課題を共有するイベントです。
Assign Navi User Meetup #1
成果を出しているユーザー事例&リニューアル後のアサインナビお披露目会 開催レポート
Assign Navi User Meetup #2
人材調達は調達部・営業部だけの課題じゃない? 現場との連携で新規パートナー開拓に成功している事例紹介 開催レポート
Assign Navi User Meetup #3
人材調達の2大課題を解決&アサインナビで良い人材と出会うには 開催レポート
本イベントのパネルディスカッションのパートでは、現場担当者とのコミュニケーションを密に取ることで、候補者の幅を広げたり、新規ビジネスパートナーの開拓を実施している、ヴァイタル・インフォメーション株式会社の三輪様をお招きして、事例を共有していただきました。
成功しているユーザー事例:営業担当と共に考える良い人材調達とは
今回パネルディスカッションにご協力いただいたのは、ヴァイタル・インフォメーション株式会社の三輪様です。
本日のテーマ「営業担当と共に考える良い人材調達とは」を、調達プロセスの流れで工夫されている点を次のトピックに分けて伺いました。
1. 三輪様とヴァイタル・インフォメーション株式会社の紹介
まずは今回ゲストとしてご参加いただいたヴァイタル・インフォメーション株式会社の三輪様に、事業内容をお聞きしました。
アサインナビ神田:
本日は宜しくお願いします。まずは簡単に自己紹介として、御社の事業内容をご紹介いただけますでしょうか。
ヴァイタル・インフォメーション三輪様:
弊社は主に常駐型の開発業務をおこなう会社で、東京オフィスに所属する124名の内、105名がお客様先に常駐してシステムの開発や保守をおこなっています。
今後は東京でも弊社開発のシステムをエンドユーザーに直接導入したり、IoTソリューションを提供するなどして積極的に東京でもサービスの周知をしていこうと考えています。「新たな事業づくり」が私自身のミッションであるので、これをパートナー推進を通して進めていく予定です。
アサインナビ神田:
三輪様は業務推進部ということで、普段どのような業務をされているのでしょうか?
ヴァイタル・インフォメーション三輪様:
主に営業部を相手に新規パートナーの紹介や人材調達、そして契約書作成などの営業事務をおこなっております。新規パートナーの獲得やパートナー企業に所属する人材の調達を主な業務とするのがパートナー推進課であり、私の役割です。
アサインナビ神田:
今回のパネルディスカッションは「現場担当者とともに考える良い人材調達とは?」というテーマなのですが、三輪様が人材調達業務をする上で大切にしていることはありますか?
ヴァイタル・インフォメーション三輪様:
現場担当者と密にコミュニケーションを取ることが大切だと思います。現場担当者だからこそわかる情報もありますし、調達担当者だからこそ知りたい情報もあります。
普段のコミュニケーションは方法はメールが多いのですが、毎日10分・毎週1時間の営業担当者とのミーティングの機会もあります。
また、社内では営業担当者と机を並べて業務をしているので、営業担当の会話が自然と耳に入ってきます。気になる会話があったら話に入るようにしているので常にコミュニケーションを取れる状況です。
2. 案件の詳細や人材要件のヒアリングの工夫
アサインナビ神田:
普段の調達業務の際に、どのようなコミュニケーションを取っているのか具体的に教えて頂いてよろしいでしょうか?
ヴァイタル・インフォメーション三輪様:
営業担当は現在4名いるのですが、各担当者から、私に人材調達の依頼が届きます。その際に必要な情報をしっかりとヒアリングするようにしているのですが、たとえばシステム開発の案件であれば、使用言語やスキル要件、そして現場のニーズを確認しています。
また、現場のニーズに関しては大きく2つの種類があるのですが、1つ目はリソースが足りないことによる外部人材のニーズです。2つ目は現場体制拡大に伴う外部人材のニーズで、担当する領域を広げたり、現体制で足りない技術を補うという類の調達依頼です。
これら現場のニーズを正しく汲み取れるように、コミュニケーションを取っています。
ヴァイタル・インフォメーション三輪様:
例えば、Javaによるシステム開発の案件だったとしても、基幹系システムなのか?Webシステムなのか、基幹系だった場合、人事系なのか?会計系なのか?などの詳細をヒアリングします。
また、人材要件をヒアリングする際は「Javaの詳細設計をやってもらうから、大体経験3年くらいある人を目安に探してほしい」など、パートナーさんにやってほしい業務のフェーズを確認してヒアリングしています。いずれも応募してもらう企業の方が案件に対するイメージを持ってもらいやすくするためです。
たまに、要件が不明確な案件での人材調達の相談を受けることもあるのですが、その場合は同じお客様の過去の案件事例を見返し「以前相談をもらったこんな感じの案件か?」と、過去の案件とすり合わせて営業担当者との認識合わせを行うこともあります。
3. パートナーの人材を提案するときの工夫
アサインナビ神田:
では次に、案件の詳細や人材要件のヒアリングができたら、次は人材の提案をすると思うのですが、パートナーの人材を提案するときに、心がけているコミュニケーション方法はありますでしょうか?
ヴァイタル・インフォメーション三輪様:
現在の人材不足の市況では、単価や年齢、国籍といったすべての条件が100%マッチすることは少ないので、正直にその市況感を現場担当者を通してお客様に伝えてもらっています。
たとえばマッチするスキルセットの人材がいても単価がマッチしていない場合、市場の相場を伝えて、現場担当者がお客様と交渉するための情報を話しています。
具体的にはアサインナビに登録されている人材の単価をお客様にもお伝えしています。
アサインナビの人材検索で、キーワードや検索条件を設定して検索をすると、その条件で表示される単価感を把握することができますので、お客様にアサインナビに掲載されている情報を伝えてもらうよう、現場担当者にお願いしています。
お客様も人材不足の状況はご理解いただいているので、「ご希望のスキルセットの人材の適切な単価は○○万円です」という客観性を持った数字を提示した単価交渉をしています。
ヴァイタル・インフォメーション三輪様:
また、スキルがある方であれば他の条件が多少マッチしていなくても現場に紹介するようにしています。案件元や現場のニーズを理解した上で、「役に立ちそう」と私が判断した人材は条件からずれていたとしても、理由を添えて提案することが重要だと考えています。
三輪様、ありがとうございました。本イベントで話された内容や、アサインナビ機能に関するご質問やご意見、ご要望がございましたらアサインナビカスタマーサクセス部までお気軽にご連絡ください。
懇親会
続く懇親会では、弊社カスタマーエクスペリエンス部部長の神田の乾杯の後、参加者のみなさまのネットワーキングの場として懇親会がおこなわれました。
さいごに
今回は第4回目の開催となるユーザー会でしたが、人材調達における進め方の事例共有と、実際にご利用いただいているのみなさまと我々アサインナビがコミュニケーションを通して意見を交換できる貴重な機会となりました。
みなさまからいただくご意見や、市場のトレンドに合わせてさらに使いやすい、良いツールとしてこれからも成長してまいります。
本レポートが、このレポートを最後まで読んでくれた方に、アサインナビがさらなる価値提供をするきっかけとなれば幸いです。
アサインナビ津田 = 文