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インタビュー

※機能やサービス内容については、記事掲載当時の内容になります

アサインナビイベントを通して、社内課題に関して相談できるビジネスパートナーとつながっています。

市原康太郎様 日本社宅サービス株式会社 常務取締役

今回は、日本社宅サービス株式会社 常務取締役 情報システム担当 市原 康太郎 様にお話しを伺いました。

日本社宅サービス株式会社様は1998年設立の企業です。
情報システム担当の市原様は2000年に入社されてから大手金融、製薬企業を中心にITの側面から顧客層の拡大に貢献されました。
同社は社宅アウトソーシング業界のシェアNO1企業であり、市原様は現在 常務取締役 情報システム担当として業務の指揮をとられながら、IT業界の動向をチェックされています。

今回は、「社宅サービスを中心とした業務の内容」、「情報システム部門が感じている課題」、「アサインナビの持つ価値」に関してお話を伺いました。

―― 貴社の事業について教えてください。

弊社は社宅に関する事務代行業務を専門に創業した企業です。
創業当時は社宅事務代行を専門で行っている会社はなく、大変ニッチな市場だったこともあり、創業4期目に黒字化を果たしました。
その後も順調に管理件数を伸ばし現在に至っております。

顧客層としては社宅制度を運用している大手企業となります。ほぼ全ての業界での取引事例があり、業界ランキングの上位企業が多数を占めております。
私が入社した当初は数千件程度であった社宅の管理件数は、2017年に20万件を突破致しました。

アウトソーシングは切替コストが高くお客様との取引が長期化することが特徴であり、中には20年近く継続し、お取引させて頂いている事例もあります。
お客様との信頼関係の積み重ねが現在の弊社の成長に繋がっていることを大変実感しています。
近年は、これまでの弊社の活動を評価頂いたお客様から社宅の領域に留まらず、人事・総務部門のBPO業務のニーズも頂けており、社宅の領域を超えてサービス範囲を拡大している状況です。

“お客様との信頼関係の積み重ねが現在の弊社の成長に繋がっていることを大変実感しています。”

―― 社宅業務の内容をくわしく教えてください。

一般的にアウトソーシングは業務の事務代行をイメージすると思いますが、弊社は言われた通りの事務代行だけを行う会社ではありません。
社宅の業務というのは大変複雑でして、お客様の業界独自の規範・ルールがあります。また、お客様の諸規定やシステム環境、組織機構も異なるため弊社ではまずお客様個別のニーズを基にした、業務の見直しから行わせて頂いております。

具体的には、在宅制度のコンサルティング、ITによる業務の効率化の提案活動を通じて、お客様ごとに最適な業務設計を行っています。
我々は創業以来お客様の要望はまずはお断りしない、出来るかどうかは考えてみる風土が根付いていまして、創業以来お客様からたくさんのご相談・要望を頂けたこともあり、サービスを進化させてきました。
他の業者とはアウトソーサーとしての経験値が圧倒的に違うと認識しております。

我々は、お客様の問題をどれだけ解決できたかがアウトソーサーとしての真の価値だと思っております。
現在アウトソーシング契約については高いリピート率を実現できており、これもひとえに弊社の日頃の改善活動をお客様に評価頂いている結果だと思っております。

―― 情報システム部門として大変なことはなんですか?

弊社の情報システム部門は他グループ企業5社含め、情報システムの導入から、管理・運用業務を担っております。
グループ全体のITによる生産性向上と情報セキュリティの維持・向上を果たすことが役割です。
また、各事業会社のサービスをITの側面から実現するSIer的な機能も担っており、対応する内容と範囲は多岐にわたります。

近年では、ランサムウェアや標的型メール攻撃等による情報セキュリティの脅威が益々拡大している状況ではありますが、
ITの活用による事業の成長、生産性向上の機会は増している状況であり、情報システム部門としてはしっかりと守り、攻めるときは攻めることを求められています。

IT人材の枯渇状況は益々深刻化する環境下で中長期のスパンでグループ全体の情報セキュリティを保つためには、現状の我々にはない発想、知識・ノウハウを持ったビジネスパートナーが近い将来不足するのは明白であり、アサインナビさんとお取引させて頂いているのは今後の将来を見据えたビジネスパートナーの発掘なんです。

“アサインナビさんとお取引させて頂いているのは今後の将来を見据えたビジネスパートナーの発掘なんです。”

―― アサインナビの持つ価値とはなんですか。

名刺交換させて頂き、企業様とその後やり取りをとっていく中で、まず専門性が非常に高かったことに非常に感心しました。
また、経営者の方々と直接お話しさせて頂けたこともあり、その後の商談については大変迅速にご対応頂けたことも有難かったです。
正直なところセミナーに参加させて頂く前は新たなパートナーの発掘については、かなり難航するであろうと覚悟はしていたのですが、
意外にすんなり意中の企業が見つかったこともあり、ちょっと拍子抜けした次第です(笑)。

サマーサミット※をはじめイベントに参加する中で多くの技術者や特定の分野に強い企業様と出会うことができ大変満足しています。

※サマーサミットとは:
100社以上の経営者/営業が同時に集まるIT業界最大級のイベントです。開催レポートは<コチラ>
次回同規模のイベントを2017年12月に予定しています。

事業会社の情報システム部門の管理者層にとって、アサインナビは自社・自部門が抱えている問題解決に非常に有効なソリューションであり且つ効率的なプラットフォームだと私は思っています。
直近ではインフラに強い企業様と弊社のインフラリプレイス構想について相談させて頂いており、今後お取引できる準備を現在行っております。
我々が自ら探索してこのレベルの企業を探索しようと思った場合には数倍の労力と期間を要したと認識しております。
技術的な困りごと、抱えている問題について相談できる相手や、最先端の技術が吸収できる「機会」を用意し続けるプラットフォームとしてアサインナビを認識しています。

異業種のコラボレーションにより、新たな価値を創造する動きは既に一般的になりつつあると思っております。
アサインナビのプラットフォームに参加されている様々な業種の加盟企業様・個人の皆さまの強みが重なり、補完し合うことでより付加価値の高いネットワークになることを期待しています。
参加されている企業様・個人の皆さまとプラットフォームを有効活用したい我々のような事業会社の立場の双方が幸せになれるような「機会」を提供してくれるアサインナビさん!期待してます。


市原様は、Webプラットフォーム上での人材調達ではなく、ビジネスパートナー探しにアサインナビをご利用いただいています。
社内の課題や技術の最新トレンドに関して、イベントで出会った企業と今でもやり取りを続けられているとのことです。技術的な知見を持った優良企業との出会いをお探しの事業会社の方は、是非アサインナビが開催するセミナー・イベントへのご参加をご検討ください!

市原様、今回は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

取材日 2017年8月