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インタビュー

※機能やサービス内容については、記事掲載当時の内容になります

Webマッチングに加えてイベントへの参加によって、ポテンシャルのある若手技術者の案件開拓ができています。

沖田 孝一様 株式会社アイテクノ 営業本部 本部長 三友 俊史様 教育・研修本部 本部長

今回は、株式会社アイテクノ 営業本部 本部長 沖田 孝一 様(写真左)、教育・研修本部 本部長 三友 俊史 様(写真右)にお話しを伺いました。

株式会社アイテクノは、2001年9月に設立、従業員100名の企業です。
アサインナビの事業が始まった2014年からご利用頂き、約3年になります。
同社では、現場に入っている若手エンジニア向けに資格取得を目的とした社内研修プログラムを行っています。今回は、社内研修について、研修で身に着けたスキルの活かし方。またそこでアサインナビをどのようにご活用頂いているのかを伺いました。

―― 貴社の事業について教えてください。

>>沖田様
弊社は、2001年9月に設立、今年で16期目になります。
システムエンジニアリングサービス(以下、SES)・派遣がメインの事業で、主にインフラ領域に特化した技術力を提供しています。最初は創業者の知り合いやパートナー企業様にご協力を頂き、30名ほどのチームでヘルプデスク案件を行ったのが始まりでした。創業者がPCなどのハードウェアを扱う企業の出身だったこともあり、「ハードウェアを扱う人を育てる」という企業理念がありました。そのような企業理念のもと、創業メンバーがそれぞれ経験を積み重ね、新しく入社してくる社員に自分たちの知識を教えながら教育していきました。それが積み重なり、現在は100名の体制になっております。

弊社には「技術営業部」という中堅~ベテランエンジニアを中心とした部門と、「システム技術部」という若手エンジニアを中心とした部門があります。

技術営業部に所属している技術者は、本人が自分で現場のニーズや課題をヒアリングするような営業活動も行うようにしています。現場の技術者が課題を解決のための立居振舞をする事で、クライアントの課題解決につながり、弊社の信頼にもつながると思っています。

一方、システム技術部では先輩社員と一緒に現場に入りながら、資格取得に向けた研修をしています。「システム技術部」で経験を積んで、「技術営業部」にスキルアップしていくという、キャリアプランになっています。まずは、若手の技術者を中堅の技術者に成長させる事が目的です。今後は、サーバ系・ネットワーク系のエンジニアを、セキュリティエンジニアやクラウドの知見を持った人材に育てていけるようなキャリアプランも展開出来れば良いと思っています。

弊社の今後の目標は、外部で常駐している技術者を全員社内に戻して、受託案件やコールセンター業務を拡大していくことです。弊社は女性社員も多いため、女性エンジニアが安心して仕事に戻ってまた活躍できるような場所をつくりたいという思いもあります。社員全員が会社というひとつ屋根の下で働くことを目指して、日々頑張っています!

―― アサインナビはどのように利用していますか?

>>沖田様
社内の営業メンバーが全員で活用しています。
弊社社員と一緒に仕事をしてくれそうな人材を探したり、弊社社員の案件探しの時に利用しています。

アサインナビのWeb上でのマッチングももちろん利用していますが、社内研修で身に着けたスキルが活かせるような案件を見つけるのに、交流会などのイベントにも定期的に参加しています。若手技術者のポテンシャルはWeb上では伝えられないため、直接の営業活動も重要だと思っているからです。
交流会に参加すると、Web上だけでは出会えない案件や案件元企業と出会う事が出来ます。
交流会がきっかけで出会った企業様との実績も多々ありますので、定期的に参加するようにしています。

また、7/6に開催された経営者交流イベント「アサインナビサマーサミット」では、新規のパートナーになりうる企業との出会いや、元々お取引があったのですが今は疎遠になっている企業とも久しぶりに挨拶できたり、様々な価値のある出会いがありました。
後日、複数の企業とご連絡がとれ、改めて情報交換する事が出来ています。

―― 社員教育はどのようにされているのでしょうか?

>>三友様
私はネットワークエンジニアとしての経験が10年程あり、研修講師は私がしています
研修の内容は、CCNAやLPICの資格取得を目的としており、「システム技術部」に配属している若手や、新卒入社の社員を対象にしています。

※CCNAとは
「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」は、世界最大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施する、ネットワークエンジニアの技能を認定する試験です。

※LPICとは
正式名称は「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」であり、Linux技術者としての技術力を認定するIT資格です。

受講者は全員それぞれの現場に入っていますので、週に1度帰社し、業務後の2時間を研修の時間に充てています。約3ヶ月間の研修なのですが、一通り学べば、構成図を見て指示を受けながら設定できるようなるまで成長します。テキストを開いて問題を解くのはもちろんですが、社内に仮想環境を設置しているため、現場に近いような環境で研修が出来ます。

そして研修を終えた後は、学んだこと実践できるような現場に参画できるようにしています。
実際に研修課程が修了した技術者に、現場経験にも活かせているという話も聞いています。
Cisco社の機器を扱う現場に参画した際、今までは障害があった時にログを見ても障害発生原因が分からなかったらしいのですが、研修を受けたことによって何の障害が出ているが分かるようになったようです。
このように社員が育っていく姿や、資格をとっていく姿を見ていると嬉しく思います。講師として、社員がどんどん育っていく姿を見ることがとても楽しみです。

今は社内研修だけですが、今後は外部にも研修を展開し、IT業界を目指す未経験者向けに研修を実施したいと思います。そして、そこで育った人材を採用できるような活動にも繋げられれば良いと思っています。


株式会社アイテクノ様は、社内での研修と現場経験を通じて、若手の人材育成が出来ています。
Webマッチングだけでは決まりづらい若手向けの案件も、交流会などのイベントに参加する事によって、若手社員も参画できるような案件、または案件元を開拓する事が出来ています。

沖田様・三友様、今回は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

取材日 2017年8月